WORKS 導入実績

2019年12月、文部科学省が「GIGAスクール構想」を発表しました。GIGAとはGlobal and Innovation Gateway for Allの略で、その目指すところは以下の通りです。
・1人1台端末と、高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備することで、特別な支援を必要とする子供を含め、多様な子供たちを誰一人取り残すことなく、公正に個別最適化され、資質・能力が一層確実に育成できる教育環境を実現する
・これまでの我が国の教育実践と最先端のベストミックスを図ることにより、教師・児童生徒の力を最大限に引き出す
（文部科学省リーフレット「GIGAスクール構想の実現へ」より）

この事例ではある自治体でのGIGAスクール構想実現のお手伝いとして、各学校からの安全なインターネット利用に必要なゲートウェイ環境とデータセンターと各学校を接続するWAN（Wide Area Network）の設計・構築を行いました。

インターネットゲートウェイでの統合セキュリティ対策
全学校のインターネット接続ポイントにUTMを配置、HTTPSによる暗号化された通信も可視化してマルウェア検査、Webフィルタリング、アプリケーション制御などのネットワークセキュリティ対策を実施。疑わしいファイルが検知された場合はサンドボックスで検査することによりゼロデイ攻撃への対策も行っています。

SD-WANによるローカルブレイクアウト
全学校のWAN接続機器はアプリケーションを識別して経路を制御する「SD-WAN」機能をサポート。特定のアプリケーションはデータセンター経由ではなく各学校より直接接続することで快適なサービス利用を実現するとともにデータセンターへのトラフィック集中を抑制します。